注目の新機能 : 新しいスタッフモード、新しい「スタッフの権限設定」、お知らせの固定表示、アクティビティログ(BETA)
2021/05/30
こんにちは、大学祭の運営を支援するオープンソースのウェブシステム「PortalDots」を開発している Soji です。
先日、PortalDots の最新バージョンとなる PortalDots 3 をリリースしました!本記事では、PortalDots 3 の新機能をご紹介します。
PortalDots v1.5.2 以前から PortalDots v3.0.0 にアップデートする際の注意点はリリースノート末尾をご確認いただくとして、ここでは PortalDots 3 の新機能や改良点を紹介します。
PortalDots v1.5.2 以前でも、新しいスタッフモードのベータ版をお試し利用できるようにしていましたが、PortalDots 3 でこの新しいスタッフモードを正式版としました。
新しいスタッフモードでは、ユーザーや企画情報などの一覧を、詳細な条件を指定して絞り込み検索できるようになりました。PortalDots では、ユーザー情報や参加企画情報だけでなく、学園祭当日に利用可能な場所を一元管理できるデータベース機能もあります。これからは細かく検索条件を指定することで、目的の情報を簡単に取得できるようになります。
以前より「ユーザー権限管理(Admin)」と「認可設定(Admin)」という機能で、スタッフユーザーが PortalDots 上で行える操作を制限することができましたが、PortalDots 3 では「スタッフの権限設定」としてリニューアルしました。
従来は、例えば「ユーザー情報管理」機能の利用を実行委員の A さんに許可すると、ユーザー情報の確認だけでなく、ユーザー情報の編集やユーザー一覧CSVの保存まで許可されていました。しかし、実際の実行委員会の業務の中では、ユーザー情報の確認さえできれば問題のない実行委員もいると思います。
PortalDots 3 では、スタッフユーザーがPortalDots上で使用できる機能を細かく制限できるようになりました。例えば、「ユーザー情報の編集」は許可するけど、「ユーザー一覧のCSV出力」は許可しない、といった権限を、スタッフユーザーごとに個別に設定できるようになります。
一般モードの[ホーム]画面の上部に、お知らせ全文を固定表示できるようになりました。大事なお知らせを掲載したい時などにご利用ください。
お知らせの編集画面にある「お知らせを固定表示」にチェックを入れてお知らせを保存すると、そのお知らせを固定表示できます。
管理者ユーザーは PortalDots 上で行われた各種操作のログを確認できるようになりました。アクティビティログでは、実行委員以外の一般ユーザーも含む PortalDots の全ユーザーが PortalDots 上で行ったほぼ全ての操作を記録します。
いつ、誰が、何を、どのように修正したかを確認できますので、情報の管理に関して何かトラブルがあった際に活用できます。
PortalDots の最新バージョンのリリース情報を確認できるようになりました。最新バージョンのリリースノートを確認できるほか、管理者ユーザーには最新バージョンへの更新方法のガイダンスが表示されます。[スタッフモード ホーム]画面にある「PortalDots のアップデートの確認」から確認できます。
将来的には、「アップデート」ボタン1つクリックするだけでアップデートできるようにしたいと考えていますが、実装が少し難しそうなので、今回はアップデート情報を表示するのみとなりました。
他にも以下のような新機能・改良点があります。
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PortalDots 3 の新機能紹介は以上です。
PortalDots は、全ての大学祭プログラマーの「本当にやりたかったこと」を実現する場でありたいと思っています。興味がある方がいましたら、GitHub での Issue や Pull Request の作成、または PortalDots の LINE 公式アカウントや私の Twitter までお声がけください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
エンジニア、UIデザイナー。 サブスク管理アプリSubma や 学園祭運営支援ウェブシステムPortalDots などを開発している個人開発者です。 もっと詳しく
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